一発逆転の会社設立

無限に責任を負う出資者が作る会社ということですから、もしも会社が莫大な負債をかかえて倒産してしまったようなときには、合名会社の社員というのは、個人の財産をすべて処分して、それでも足りなければ他人から借金してでも、その負債を返済しなければならないのです。

さて、有限会社や株式会社が、『法人』であることは説明しましたが、正確には「法人」には4つの種類があるのです。 合名会社とはそこで、ごく簡単に4つの「法人」について説明します。
つまり、取引する相手が合名会社なら、相手をトコトンまで追及して負債を返済させることができるわけで、こっちとしては、それだけ安心なわけです。 しかし、合名会社の出資者(いわゆる法律でいう『社員』)は、逆に事業が失敗すると、全財産が人手にわたりかねなく、とてもこわいわけです。
したがって、今日では、新しく会社をつくる人は、法的には出資分の責任だけですむという『株式会社』や『有限会社』をつくるのがほとんどであり、わざわざ合名会社をつくろうという人はまずいません。 右のように、出資者個人の信用がとても重く見られるわけで、合名会社の出資者というのは、親と子供、兄弟とせいぜい親友などで、人的信頼関係の強い少数の者に限定されるようです。
現在、日本には、休眠会社をふくめて約260万余の会社があるといわれていますが、合名会社は、わずかに6700社あまりで、地方の古くからの醸造会社などごく少数の会社にかぎられています。 次に説明する『合資会社』とあわせて、右のようにとても人的信頼関係の強い存在です。
この「合資会社」は、「無限社員」がどこまでも責任を負ってくれる会社にはちがいありません。 「有限責任社員」は、自分の出資金の範囲内で責任を負う社員(出資者)のことです。
「無限責任社員」は、どこまでも負債のあるかぎり責任を負いつづける社員(出資者)のことですから、合資会社の代表権を持つことができるのは、この「無限責任社員」の象ということで、「合名会社」は「人的会社」と呼ばれていることも、この際、覚えてしまいましょう。 合名会社というのは、逆にいえばそれだけ「信頼性」の高い会社といえます。
「株式会社」とか「有限会社」という文字になれてしまった現代人は、「合名会社」という4文字を見て、「なんと古い、チャチな会社かな」という印象を覚えるようですが、ところが、実際は、スットコドッコイというわけで、もっとも信頼できる会社なのですよ。

安心をコンセプトにした会社設立に対策をしましょう。個性派にオススメの会社設立です。